岩手 その2 もりおか啄木・賢治青春館 指定重要文化財
2020年 05月 08日偉大な文学者として大きな業績を残した二人は、明治から大正にかけて盛岡中学に学びました。当時の盛岡は洋風の近代的な建築が建ち始め、モダンな街へと変わりつつある頃。啄木と賢治がこよなく愛した当時の盛岡の二人の青春時代に思いを馳せて。
設計は盛岡出身の横濱勉。彼も盛岡中学出身。東京帝国大学建築学科を卒業。司法省の技師となりました。外観と営業室をロマネスクリバイバル式とし、当時の欧州の自由な建築運動をいち早く、この建物に反映させています。
建物の外観が醸し出す優美な姿。
ドイツ風ロマネスク様式を汲んだ意匠が上品な雰囲気を醸し出しています。
そして、私の一番の目的であるお茶の時間。銀行の営業室だった一部分を開放して啄木の処女詩集から名付けられた喫茶コーナー、「喫茶あこがれ」。レトロな雰囲気の重要文化財の中で静かなひとときが楽しめます。重要文化財で洋館をそのまま喫茶コーナーにしているところって、東京ではなかなかないんですよ。地方に行くと結構、あるんですけどね。だから、本当に嬉しい!姉は盛岡に住んでいるのに来たことがなかったなんてもったいない!私だったら毎週、来ちゃう!