ホテルニューアカオ 昭和の遺産、エンターテインメントホテルHotel New Akao - Classic hotel
さて翌朝は再びシアターレストランで。見てください、この広さ。なかなかこんな所でお食事する機会はないのでときめいてしまう。
食事は基本バイキング。洋食か和食(選べる)の盛り合わせの一皿があとから来ます。食事は特筆することはないかなあ。私は朝、パンが食べられればそれで満足ですから。豪華でクラシカルな空間で、ディナーショーやミニコンサートが無料で楽しめるのですもの。
これは日の出の写真です。朝早起きして日の出を見ました。あいにく雲がちょっとかかっていたけれどキレイでした。
夜明けのロビーの風景。ガラス越しにみる熱海市街は趣があります。海辺の街っていいですね。移住したい!
こちらは15階のサロンデ錦鱗 昨夜、バーラウンジだったところ。
昼間は全く違う顔。前面ガラス張りなのでとっても気持ちが良いです。
月1回ダンスパーティーが行われるようです。他にも披露宴や宴会で使われることもあるとか。特に使用されていなければ解放されています。
温泉までの通路。壁にホテルや熱海の歴史などが写真つきで紹介されていました。かなり読み応えがあります。建設当時、海にせり出すように建つこのホテルはなかなか建設許可がとれなかった。そこで、あの霞が関ビルを設計したチームにホテルの設計を依頼し、特殊な工法で許可が下り、国内でも珍しい海上ホテルが誕生したのだそうです。ドラマがあったんですね。創業者の熱い想いを感じます。
最後にニューアカオの感想を昭和の遺産と呼ばれるほど相当なお金をかけて海上に建てたホテルですから、どこを見ても美しく優雅な空間です。今はこんなにお金をかけてホテルを作ることはできないでしょう。
江戸時代、徳川将軍御用達の温泉であった熱海を有数のリゾート地にする壮大な計画、昭和の時代にこのような夢のようなホテルを建てた熱い想い、どれだけの人々に感動を与えてきたことか。
海の絶景を望める海上ホテル。シャンデリアがきらめくガラス張りのロビーやサロン。異次元のシアターレストランで行われる素晴らしいディナーショー。その他にも小さなイベントがいつも用意されています。
ホテルのスタッフの温かい対応。どれをとってもエンターテイメントに特化した素晴らしいホテルでした。多少の不便はありました。部屋が狭い、バス、トイレ、洗面台がユニットで一つになっていたところ。アメニティーがビジネスホテル以下かな?省くところは徹底して省き、その分非日常の娯楽と癒しを、エンターテイメントを提供するんだという潔さを感じました。パンフレットにあるように文字通り、クラシックエンターテイメントホテルでした。
熱海市街の夜明けも夜景も忘れられないほど美しく、120%楽しみました。またぜひ今年も訪れたい。